自分のミスをなすりつけ、流行りの『退職代行』を使って逃亡を図った新人。だが、この時のこいつはまだ気づいていなかった。己の浅はかな行動が、自らの人生を完膚なきまでに破壊することに……ww

タクト

先輩〜w俺、退職代行使ったんで会社行きませーんwパワハラのせいにしといたんでよろしくゥ!ww


俺は都内のIT企業で働く中堅社員。最近の悩みは、今年配属された新人・タクトの教育。遅刻は当たり前、仕事中のスマホゲームは日課だったんだ。

(またスマホいじってる…)

タクト

え?なんか言いました?


注意すればすぐに「パワハラっすよ?」と被害者ぶって論点をすり替える。それでも俺は教育係として、根気強く指導を続けていたんだが…マジで限界だったww

タクト、またスマホか?納期が迫ってるぞ。

タクト

え?それってパワハラっすよ?俺の個性を潰す気っすか?時代遅れっすね〜w


ある日、とんでもない事件が起きた。会社の大口クライアントの納品直前のプロジェクトデータが、サーバーから丸ごと消去されていたんだ…これはヤバいぞ。

ま、まさか…プロジェクトデータが全て消去されてる!?


翌朝、タクトを問いただそうとしたら、退職代行からの電話。そして直後、俺のスマホにタクトから、あのふざけたLINEが届いたんだ…絶対に逃がさない。

退
退職代行業者

タクト様は本日付けで退職されます。会社からの連絡は一切拒否しまーす。

(ふざけるな…絶対に許さない!)


数日後。タクトの実家に『損害賠償請求の予告』を送ると、血相を変えたタクトが会社に乗り込んできた。さあ、反撃開始だ!

タクト

おい!実家に変な手紙送ってくんなよ!俺は退職代行使って辞めたんだぞ!

会社に多大な損害を与えておいて、無罪放免だとでも思ったか?


開き直ったタクトは、データ消去など知らないととぼけ、逆に名誉毀損で訴えると脅してきた。だが、俺にはもう証拠が揃っているんだよなww

タクト

は?何の事っすか?データが消えた?俺は知りませんよ!証拠もないのに言いがかりつけると、名誉毀損で訴えますよ?ww


俺は専門業者に依頼し、タクトの社用PCの操作ログを解析済みだった。決定的な証拠を突きつけると、タクトは顔面蒼白で凍りついたww

お前のIDで、消去前夜の19時34分に意図的に全消去コマンドが実行された履歴がバッチリ残ってるぞ。

タクト

……ッ!?


まだ抵抗するタクトは、データの整理を指示した俺の責任だと開き直り、労基に告発すると逆ギレ。本当に見苦しいヤツだぜww

タクト

違う!先輩が『データ整理しとけ』って言ったから間違えて消しただけっす!先輩の責任じゃないっすか!俺は被害者だ!

タクト

労基に駆け込んで、先輩のパワハラと一緒に会社を告発してやりますよ!


まだあるんだよ、お前の悪行は。俺はタクトがデータ消去直後に、極秘顧客リストをUSBメモリにコピーして持ち出していることを知っていたんだ…これも犯罪なんだが?

お前、データを消去した直後に、自分のUSBメモリにクライアントの『極秘顧客リスト』だけをコピーして持ち出してるよな?

タクト

なっ…!なんでそれを…!


万策尽きたタクトは、まさかの反社をちらつかせて脅迫してきた。普通なら怯む場面だろうが、俺は冷たく鼻で笑った。こいつ、本当にバカだろww

タクト

うっ…あ…!俺のバックにはヤバい反社の人たちがついてるんすよ!会社ごと火の海にしてやりますからね!!

へえ、反社ねえ。


俺はさっき、タクトの実家に連絡してご両親に状況を説明済みだった。まさか、お前の親父さんが警察官とはなあ…大ザマァww

実家に連絡したら、お前のお父さん、警察官だったんだな。内容証明見て大激怒して、今パトカーでこっちに向かってるぞ。

タクト

えっ…?


遠くからサイレンの音が聞こえてきた。状況を悟ったタクトは、床に這いつくばって見苦しく命乞いを始めたんだ。遅いんだよww

タクト

ひっ…!?お、親父が!?ちょ、ちょっと待ってください!嘘っす!反社なんていません!データも全部返します!

タクト

戻ってタダ働きでも何でもしますからぁぁぁ!!


退職代行を使ってまで会社を捨てた部外者に、もうウチの仕事は任せられない。俺は冷たく言い放った。戻る席なんて、最初からなかったんだよ。

退職代行を使ってまで会社を捨てた部外者に、もうウチの仕事は任せられないな。戻る席なんてないよ。

あとは警察と弁護士、そして…お前のお父さんと、たっぷり話し合ってくれ。


その後、会社に到着したタクトの父親によって、タクトは警察署へ連行された。警察官である父親の顔に泥を塗ったタクトは、実家から即刻勘当されたらしいww

タクトの父親

馬鹿息子が!私がこの手で必ずしょっぴく!

タクト

うぅ…親父ぃぃ…


会社からは数千万円にのぼる損害賠償を請求され、タクトは自己破産も認められず、一生消えない借金を背負うことになった。今では日雇い労働で、泥水すするような底辺生活を送っているらしい。自業自得の大ザマァであるww

タクト

(くそっ…なんでこんなことに…)