夜の街でキャバ嬢として働く私、アンナ。これは父が経営するグループ企業の現場視察と社会勉強を兼ねた、世忍ぶ仮の姿なのよね。
いらっしゃいませ!今日もありがとうございます!
そんな私の前に現れたのが、中堅建設会社の課長を名乗る佐藤。初来店から、彼は私に上から目線で説教を始めたんだよね。
アンナちゃん、君のその態度は甘いな。
はあ…勉強になります。
彼は「キャバ嬢なんて社会の底辺w」と見下し、高い金を払ってまでひたすら持論を展開。私はひたすら愛想笑いで耐え忍ぶしかなかったんだ。
俺が本当の『ビジネス』ってやつを教えてあげるよw
はい、ありがとうございます…
さらに彼は、お酒の作り方から返事の仕方まで、細かいことにも口を出してくる始末。メモまで取らせようとしてきて、これは酷いよね。
ダメダメ!角度が15度甘い!メモを取れよw
は、はい…
佐藤のタチが悪いのは、店の中だけじゃなかったのよ。私の営業用スマホに、昼夜問わず説教電話をかけてくるようになったんだから。
また佐藤さん…もう勘弁してよ。
「電話の方が俺の熱意が伝わるw」とか言って、切ってもかけてくるから本当に厄介。大事な用事がある時でも、彼の電話は絶対だったの。
俺の電話より大事な用事なんてあるわけないだろw
あの、今私、手が離せなくて…
昼間の仕事の打ち合わせ中にまで、佐藤からの着信が20件以上。私はもう、忍耐の限界を迎えつつあったんだよね。
これは…さすがに非常識すぎる…
「俺の声を聴いて成長しろw」「文字を打つ時間は無駄。俺の金言を直接脳に刻めw」そう豪語する佐藤は、私の忍耐が限界なことに気づいていなかったらしいwww
君を救えるのはこの俺だけなんだよ!
ほら、返事の仕方から練習だ!
これ以上我慢するのは無理だと悟った私は、ある決意を固めたんだ。そう、彼の暴言を記録に残すこと。いつか来る「その時」のためにね。
この暴言、全部記録してやるからな…
ある深夜、彼の説教はさらにヒートアップ。「お前みたいなゴミは俺がいないと生きていけないんだよw」もう、本当に限界だった。
お前みたいなゴミは俺がいないと生きていけないんだよw
(くっ…!)
そんな日々が続く中、ある日、私は父が主催する接待ゴルフに参加することに。そこで、彼の人生最大の悪夢が始まるのよねww
アンナ、今日はよろしく頼むぞ。
はい、お父様。
そこに、ヘコヘコしながらやってきたのは、なんと佐藤!私の昼の顔を知らない彼は、私を見て顔面蒼白、完全に凍り付いてたらしいww
えっ…!ア、アンナちゃん!?
あら、佐藤さん。
私はとびきりの笑顔で、昨夜の「説教電話」について皮肉を言ってやったの。一条会長も、何事かと興味津々の様子だったよねww
昨日の深夜2時の『電話レクチャー』、ありがとうございました。おかげで寝不足ですw
ほう、アンナ。この男が例の主か?
佐藤は完全にパニック!マイクで大声で言い訳を始めたんだ。「愛の鞭」「育成プログラム」とか、もう無様すぎて見てられないよねwww
か、会長!誤解です!私は『厳格な教育者』を演じていただけなんですぅ!
これは『外部人材育成プログラム』でして!
「社会の底辺w」「俺の犬になれば救ってやるw」そんな暴言もプログラムだと言い張る佐藤に、私は冷静に問いかけてやったんだ。
『社会の底辺w』とか『俺の犬になれば救ってやるw』って言ってたのも、プログラムなんですか?
そして、私はスマホの録音データを再生。スピーカーから響き渡る佐藤の下劣な声に、その場にいた全員がドン引きしてたよねww
お前みたいなゴミは俺がいないと生きていけないんだよw
(なんだこの男は…!?)
全てを聞いた一条会長は、冷たく、そして毅然とした態度で佐藤に最終宣告。彼の顔からは血の気が引いて、完全に絶望してたよww
佐藤君。君との関係は、今日この瞬間を以て『早期に』終了させてもらうよ。
そ、そんな…!!
佐藤は重要取引先の令嬢にセクハラとパワハラを働いたとして、懲戒解雇。妻にも三行半を突きつけられ、今では公園のベンチで一人ぼっちらしいwww
(鳴らない…誰からも…)
再履修した方がいいんじゃないですか?ww