念願のマイホームを建てたんだが、隣には同い年の子がいて最初はラッキーって思ってたんだよな…。
素敵な家で新しい生活、楽しみだわ!
困ったことがあったら何でも言ってね!
娘もAちゃんとすぐに打ち解けて、ご近所付き合いも順調だと思ってたんだけどね…。
Aちゃん、また一緒に遊ぼうね!
うん!またね、ひかりちゃん!
小学校に入学した途端、Aママの態度が豹変したんだ。挨拶しても無視されるようになったんだけど…これは一体?
Aママさん、おはようございます!
(無視して通り過ぎる)
Aちゃんも娘に陰湿な言葉を浴びせるようになって、娘が学校で孤立し始めたんだよね…。
ねぇ、ひかりちゃんって友達いないの?ダサいね!
(うつむく)
Aママは近所のボスママグループと結託して、私をターゲットにし始めたんだ。これはひどい嫌がらせだったね…。
あの人、本当に非常識よねぇ。
そうそう、近づかない方がいいわよ。
運動会では、私たち家族だけが場所取りの輪から外されて、遠くの木陰に追いやられたんだ。陰湿すぎる…。
気にするな、ここでゆっくり食べよう。
…ええ、そうね。
そして極めつけは遠足!Aちゃんが娘のお弁当を「汚い」と罵ったんだって。本当に許せない…。
うわっ、そのお弁当、汚なーい!毒でも入ってるんじゃないの?
そんなことない!
娘は帰宅するなり声を上げて泣いたんだ。震える娘を抱きしめながら、私の心には静かな怒りが燃え上がっていたね。
ママ、私、何か悪いことした?
あなたは何も悪くないわ。
クラスが離れても嫌がらせは終わらなかったんだ。Aちゃんはわざわざ我が家の前まで来て、大声で娘の悪口を叫ぶ始末で…。
ひかりちゃんの家、貧乏〜!誰も遊んでくれない〜!
(…また始まった)
近所の人たちもボスママ軍団を恐れて、私たちを避けるようになったんだ。本当に苦しかったよ…。
もう、誰も信じられない…
このままじゃ、娘まで…
でも娘は腐ることなく、中学受験に向けて猛勉強を始めたんだ。その姿に、私も勇気をもらったよ。
ママ、私頑張る。見返してやるんだもん!
ええ、ママも応援するわ。
そして娘が5年生になった時、我が家に大きな転機が訪れたんだ。夫に一本の電話がかかってきてね…。
…ええ、はい。まさか、あのスペース社からとは。
人事部、幹部候補…ですか。
夫が転職することに。その新しい職場は、なんとAママが自慢していた、あの会社だったんだ!驚きを隠せなかったよ。
条件も今の倍以上だ。転職することにしたよ。
え!?あの、Aママさんの…?
どこから聞きつけたのか、Aママは急に手のひらを返してきたんだ。今さら笑顔を見せられても、もう遅いんだけどね。
わたしさーん!ご無沙汰ね!
旦那様、あの大企業の人事部に行かれたんですって?
娘の涙を忘れることなんてできない。私はにっこり笑って会釈だけして、その場を去ったんだ。
…(会釈)
え、あの…ちょっと…!
娘の努力は報われたんだ!憧れの制服が可愛い超人気私立中学に合格!最高のニュースだったね!
ママ!合格したよ!
よく頑張ったわね!
私たちは合格祝いに、家族みんなでハワイ旅行へ出かけたんだ。青い空の下で、本当に幸せな時間だったよ。
ママ、正しい道で頑張って本当によかった!
よく頑張ったな、ひかり。
その時、私のスマホにAママから大量のLINEが届いたんだ。自業自得の末路、ザマァとしか言いようがないね!
旦那が地方に飛ばされそう!止めてよ!
なんで助けてくれないのよ!